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Minecraft 惡音キンと島生活40日目2012年10月02日


メイドさんにどんな仕事をしてもらえばいいだろうか・・・

島にある灯台の反対側にあるモニュメントの横で、密林特有の樹木をカカオの実と一緒に移植するワルナンデスはある2人の来客者に悩まされていた。

トランスポート・メイド社。この世界に何本かあるNPCを召喚できるアイテムを持つ者、つまり自分とNPCワンドとNPCアックスことなのだが、その人物がアイテムの力を使いマイホームを発展させようとした時、彼女たちはその力を感知し使用者の前に奉仕者という形で現れるそうなのだ。

少し濃い色の眼鏡をかけた楓というメイドからワルナンデスは出合った直後よりもう少し多くの事情を伺っていた。

どうも瞬間移動すらできるほどの組織らしい。島の地下で遭遇した長身で黒づくめの怪人エンダーマンにもそのような能力を見たことはあった。ただあれは短距離で注意深く観察すればまだ視界の中に移動していることが多かった。

ところが彼女たちは見知らぬ土地から一瞬でこの島に現れたのである。

「お役目を頂くまでここでお待ちしております」
メイド姿の2人は、自分が帰ってきた場所を1歩も動かずに恭しい態度で立っている。何らかの役割を与えなくてはならないらしいが、独りになって持ち帰った荷物を整理しながらも決めかねていた。

そのことは荷物からお土産のメインのひとつ、カカオの実と密林の樹木を取り出してモニュメントの裏で作業を始めた後も続いていた。

惡音キンたちはワルナンデスが難題を抱えたことで、メイドたちの説明は近くで聞いていたものの、その後は気持ちを察してこちらに寄り付かなくなった。

おかげで与えられた独りの時間、忘れかけていた島でのいつもの暮らし。
そういえばここではいつも新しい住人がどうしたら増えるのかを考えていた。
やがて頭も切り替わっていく。

「そうだ、動物たちをこの島に連れてこよう」
移植作業が終った時、ワルナンデスの頭の中には予定されていたメインイベントのケーキ作りの事ではなく、次に取るべき行動が浮かんでいた。

「ケーキ祭りはその後だな」


「がんばってね~、ごしゅじんさま?」
やるべきことが見つかったワルナンデスの事情を聞いた惡音キン(アイドル)は彼をさっそくからかった。

彼女は移植したてのカカオの実に興味が深々だったせいなのか、もう一度船で陸に向かい、今度は動物たちを連れて泳いで帰ってくるという説明にさほど驚きを示さなかった。

そればかりか「これっていつクッキーになるかな」と食欲のほうが勝るらしい。
「作業台で作らなければそこで出来るのはいつまでもカカオだよー」と言いながら立ち去る。帰ってきたのも束の間、また海を渡らなくてはならない。土産話がまたひとつ増えるだろうがそれを話せる日はまた先延ばしになりそうだ。
そのとき「わかってるよ!」という声を後ろから聞いた気がした。

その日のうちワルナンデスは島人から大地の人になっていた。

地図から見えない大地には十分に繁殖させた牛、豚、鳥がいて数頭を島に持ち帰っても大地の家畜は繁殖を維持できる。
あとは羊を飼えばこの世界のほとんどの動物を家畜化したことになるのだけれど
島生活ではクモが出現するブロックもあり、地下坑道もあり、そこから取れるクモの糸からはふんだんなストックがあっていつでも羊毛ブロックに加工できたから、羊を囲うつもりはなかったのである。

ちなみに家畜たちは手に麦をもってさえいれば海の上でさえ誘い出せる習性がある。
だったのでそれほど苦労しないうちに大地の拠点を後にして
「泳ぐワルナンデスとゆかいな動物たちの図」が出来上がっていた。

そうしてワルナンデスは海の人になった。
しかしやがて背後にした大地が視界から消えるころ、麦を手放せば動物たちがバラバラになるというのに、地図を見て方向を確かめなくては島に帰れないことに気づく。

広い海を隔てて動物を移動させることとは・・・

360度の海に囲まれ、地図、麦、動物を集めなおす、進む、確認する・・・・などという想像以上の労力と繰り返しが必要なことを思い知るのだが、それを発見したと喜んでいる暇はまったくなかった。

やがて夜が来て丸い月が水平線から昇りゆく。
1日が海の上で終わってしまった。陸地はまだ見えない。地図で見ると違う島に近寄っているようだ。海の上のこの奇妙な集団はさらに丸1日海洋を彷徨うことになるのだった。

それはまた次回。

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